日本にもグランドキャニオンがある・・のだ!
国道138号 道の駅すばしり に車をおいて、富士山須走口五合目に向かうふじあざみライン(県道150号)を歩く。(6:20)
国道から分かれた所からの2km地点。
正面に富士山を見ながら、マイカー規制でほとんど車の通らない車道を独り占めで歩く。200m間隔で地点標あり。
ほぼ真っ直ぐに上ってきたふじあざみラインは、3.5kmあたりから大きなカーブの連続となり、富士山は樹林でほとんど見えなくなる。
その前に富士山には雲がかかってきた。
地点標4.2kmから6kmあたりまでのカーブは、ほとんど直線でショートカットできたので得した気分になった。
6km地点過ぎで、車道はちょっとだけ下り坂になって砂礫の沢を横切る。
この沢の上流(右側)にグランドキャニオンがある。
ここからは正面に富士山が見えるはずだが、すっかり雲に隠れてしまった。
沢から300m程に馬返しバス停があり、その先300mほどの右側にグランドキャニオンの石柱がある。(8:00)
そこを入るとすぐにロープが張られて「東富士演習場地域 無断立入禁止」「危険」の看板がある。
その先にははっきりとした踏み跡があり、信頼する?「山と高原地図 富士山2010年版」には、ここから小富士まで一部破線ながら実線コースがあるので行くことにする。責任は「山と高原地図」とゆうことで??? (自己責任です)
1分ほど行くとまた立入禁止のロープがあり、そこを越えて下に降りると砂礫の沢(一応谷底)に出る。
スコリア(火山の噴出物)の堆積した所がナダレや水の流れで浸食されたのだろう。
絶壁は300mほど続き上流にいくと、高さも増して30m以上はあるかな。
「山と高原地図」ではグランドキャニオンの「位置」はもっと上流になっているが、この辺りが「グランドキャニオン」なのだろう。
アメリカのグランドキャニオンと比べるとおそらく何百分の一ほどのスケールだろうが、特異な景色が間近で見られて、それなりに感動!
右から谷が合流した先に、「X 悪路」と赤ペンキで書いてある岩があるが、「山と高原地図のグランドキャニオン」があるかもしれないと思い先に行って見たが、右側は高さはあるが砂礫の斜面が上まで広がり期待した絶壁はないようなので引き返す。
谷が合流した所の谷と谷の間の荒れた尾根を上り、左に崩落の谷を見ながら上ると、はっきりした踏み跡があり樹林の中を進む。
森林限界ではないと思うが、樹の全くないザレ場に出て前方のピークを目指す。所々に白ペンキを塗った石があるので安心だ。
咲き始めのフジアザミがアチコチに見える。
三角点のあるピーク(1906m)を過ぎ、3分ほど樹林の中を行くと、また樹がなくなって少し登ると小富士(1979m)に着く。
小富士遊歩道を20分ほどで須走口五合目。(10:30)
お盆休みの時期で登山者で賑わっているだろうと思っていたが、なんだか随分と少ないように感じた。
ちょうど下山者の多い時間と思えるが、山小屋前もバス停も静かだった。
マイカーで上れないとこんなものなのかなー。
小富士遊歩道を少し戻って分岐から富士箱根トレイルのコースを下る。
昔の登山道で、近年トレイルコースとして復活しているようだ。
一旦、車道の狩休(かりやす)バス停近くに出て、また林の中に入って行くと前方左側の樹林越しに谷の対岸が見えたので、コースを外れて谷側に行くと、木の間から対岸の雄大な砂礫の斜面が見えた。
「X 悪路」の先で見上げた斜面だ。上端は上る時に歩いたところ。
なんとなく踏み跡があるので、そのまま谷のフチを下るとグランドキャニオンが高い位置から見えた。
グランドキャニオン入口に出て車道を下る。(12:00)
富士箱根トレイルコースも馬返しからは車道を下るようだ。
0km地点標を確認して、国道反対側にある「富士山東口本宮 冨士浅間神社」にお参りして道の駅すばしりに戻る。(13:30)
9月20日 追記
昭文社「山と高原地図 富士山」2015年版では、馬返~小富士のコースはありません、グランドキャニオンの地名も抹消です。
富士箱根トレイルコースもありません。(書店で立ち読み)
国道138号 道の駅すばしり に車をおいて、富士山須走口五合目に向かうふじあざみライン(県道150号)を歩く。(6:20)
国道から分かれた所からの2km地点。
正面に富士山を見ながら、マイカー規制でほとんど車の通らない車道を独り占めで歩く。200m間隔で地点標あり。
ほぼ真っ直ぐに上ってきたふじあざみラインは、3.5kmあたりから大きなカーブの連続となり、富士山は樹林でほとんど見えなくなる。
その前に富士山には雲がかかってきた。
地点標4.2kmから6kmあたりまでのカーブは、ほとんど直線でショートカットできたので得した気分になった。
6km地点過ぎで、車道はちょっとだけ下り坂になって砂礫の沢を横切る。
この沢の上流(右側)にグランドキャニオンがある。
ここからは正面に富士山が見えるはずだが、すっかり雲に隠れてしまった。

そこを入るとすぐにロープが張られて「東富士演習場地域 無断立入禁止」「危険」の看板がある。
その先にははっきりとした踏み跡があり、信頼する?「山と高原地図 富士山2010年版」には、ここから小富士まで一部破線ながら実線コースがあるので行くことにする。責任は「山と高原地図」とゆうことで??? (自己責任です)
1分ほど行くとまた立入禁止のロープがあり、そこを越えて下に降りると砂礫の沢(一応谷底)に出る。
上流から見る
上流に向かって行くと右側(左岸)が幾重にもなった地層があらわな絶壁になっている。高さは10~20mほどだろうか。スコリア(火山の噴出物)の堆積した所がナダレや水の流れで浸食されたのだろう。
絶壁は300mほど続き上流にいくと、高さも増して30m以上はあるかな。
「山と高原地図」ではグランドキャニオンの「位置」はもっと上流になっているが、この辺りが「グランドキャニオン」なのだろう。
アメリカのグランドキャニオンと比べるとおそらく何百分の一ほどのスケールだろうが、特異な景色が間近で見られて、それなりに感動!
右から谷が合流した先に、「X 悪路」と赤ペンキで書いてある岩があるが、「山と高原地図のグランドキャニオン」があるかもしれないと思い先に行って見たが、右側は高さはあるが砂礫の斜面が上まで広がり期待した絶壁はないようなので引き返す。
谷が合流した所の谷と谷の間の荒れた尾根を上り、左に崩落の谷を見ながら上ると、はっきりした踏み跡があり樹林の中を進む。
森林限界ではないと思うが、樹の全くないザレ場に出て前方のピークを目指す。所々に白ペンキを塗った石があるので安心だ。
咲き始めのフジアザミがアチコチに見える。
三角点のあるピーク(1906m)を過ぎ、3分ほど樹林の中を行くと、また樹がなくなって少し登ると小富士(1979m)に着く。

お盆休みの時期で登山者で賑わっているだろうと思っていたが、なんだか随分と少ないように感じた。
ちょうど下山者の多い時間と思えるが、山小屋前もバス停も静かだった。
マイカーで上れないとこんなものなのかなー。

昔の登山道で、近年トレイルコースとして復活しているようだ。
一旦、車道の狩休(かりやす)バス停近くに出て、また林の中に入って行くと前方左側の樹林越しに谷の対岸が見えたので、コースを外れて谷側に行くと、木の間から対岸の雄大な砂礫の斜面が見えた。
「X 悪路」の先で見上げた斜面だ。上端は上る時に歩いたところ。
なんとなく踏み跡があるので、そのまま谷のフチを下るとグランドキャニオンが高い位置から見えた。
グランドキャニオン入口に出て車道を下る。(12:00)
富士箱根トレイルコースも馬返しからは車道を下るようだ。
0km地点標を確認して、国道反対側にある「富士山東口本宮 冨士浅間神社」にお参りして道の駅すばしりに戻る。(13:30)
9月20日 追記
昭文社「山と高原地図 富士山」2015年版では、馬返~小富士のコースはありません、グランドキャニオンの地名も抹消です。
富士箱根トレイルコースもありません。(書店で立ち読み)