８月２５日

白谷丸から黒岳に戻り、分岐から樹林の中を北に進む。
２０分ほど歩くと少し開けた川胡桃沢の頭。樹林で眺望は良くないが、富士山は見える。


少し進むと下り坂になり樹林を抜けた前方が大きく開けて草原の鞍部に出る。
一旦樹林になるが、その先はまた草原で牛奥ノ雁ガ腹摺山が見える。


黒岳から１時間ほどで、あっけなく牛奥ノ雁ガ腹摺山に着いてしまった。山頂はゆるい斜面で広々としている。西側には樹木の上に南アルプスが見える。
大月市秀麗富嶽十二景の２番山頂になっている。

きょうはここまでと思っていたが、まだ９時でタップリ時間があるので小金沢山まで行くことにする。

このところ毎日 真夏日で雨もなく、晴れの日が続いているが、富士山の周りには日中いつも雲が発生して、よく見える日はほとんどないようだ。
それでも、早朝８時頃までは見えている日が多いので、朝早く登ってみようと思い、車で前夜発 途中仮眠で大峠に５時に着く。

大峠は、国道２０号大月市の真木信号から入って１６ｋｍほどのところにあり、大菩薩連嶺の黒岳と東側の雁ガ腹摺山の間にある。
きょうは大菩薩連嶺の牛奥ノ雁ガ腹摺山までの往復の予定で西側の黒岳に向かって登る。

１時間ほどで稜線の分岐に着き、左にいくとすぐに１等三角点のある黒岳。樹林で展望はよくない。
登ってくる途中、富士山が見えたので、雲のかからないうちにと思い、南に１５分ほどの白谷丸(しらやまる？しらやがまる？)に行く。
きもちいいーー！
早立ちの甲斐あって、久しぶりにすっきりとした富士山が見られた。
富士山の手前は三ツ峠山。右へ御坂山稜。左は鹿留山から杓子山の山塊。手前は大菩薩連嶺の南部山稜。
南側斜面は草原状で、お花畑になっている。


５:４５　登ってくる途中で富士山がよく見えるところ(赤岩ノ丸手前)からの画像。
４５分後の白谷丸よりかなりはっきり見えて、吉田口登山道が肉眼でも確認できる。


黒岳分岐に戻り、牛奥ノ雁ガ腹摺山へ向かう。

清八山から清八峠に戻り、本社ヶ丸に向う。
５分ほど行くと岩登りがあり、クサリはないが、すべりやすく慎重に登ると大きな岩盤の上にでて、眺めがよい。左は三ツ峠山（開運山、御巣鷹山）　富士山には雲がかかってしまった。


清八峠から３０分ほどで本社ヶ丸。岩がゴツゴツ露出しているところに三等三角点、山梨百名山の標柱、富嶽十二景の表示板、道標があり賑やか？。
展望は手前の岩盤の上とほぼ同じ。


東側の樹林の中を行き、右→宝鉱山バス停とある分岐まで往復した後、岩盤の所で休憩しようと戻って来たが、炎天下の中シャツを脱いで昼寝をしているオジサンがいたので、休憩しそびれた感じで来た道を下る。

国道２０号笹子駅そばのガードを抜け、２ｋｍほど先を左に入り、道なりに行き、三差路を右にいくと変電所がある。さらに３００ｍほどいくと橋があり、その先にクルマをとめる。
２０分ほど林道を歩いたあと、山道を登って１時間３０分ほどで清八峠、右に５分ほど登ると清八山に着く。
南側の富士山から西にかけて開けていて気持がよい。
どんどん雲が発生して、富士山を眺めるのにギリギリ間に合った感じだ。(１０時４５分)
大月市の秀麗富嶽十二景に選定され、本社ヶ丸とともに１２番山頂となっている。
山頂部分は左端が伊豆岳、右の高いところが白山岳。剣ヶ峰は白山岳に隠れて見えない(多分)。